TOEFLテスト日本事務局30周年記念
早いものでTOEFL® iBTが日本に導入されて5年が経過しました。多くの受験者が、さまざまな勉強方法でこのテストに挑んできたことと思います。そして今も日々新たな挑戦者が生まれ、情報を求め、勉強方法を模索しています。
このコーナーでは、受験に役立つ情報を選りすぐり、その解説や特長をシリーズで紹介します。主にこれからテスト勉強を始めようとする皆様へ受験準備のヒントとなれば幸いです。
TOEFL iBTのReadingセクションの対策として英語で書かれた本を読んでいる方、もしくはこれから読んでみたい、と考えている方は多いと思います。しかし、実際に「どんな本を選べば良いのか。」と悩む方も多いのではないでしょうか。
簡単過ぎて勉強にならない、難し過ぎて内容を理解できないなど、自分のレベルに合っていない本や、全く興味を持てない分野の本を選んでしまっては、最後まで本を読み進めていくことは困難となってしまいます。
そんな方々のために今回は、米国MetaMetrics社が開発した無料で利用できるオンラインシステム「The Lexile® Framework for Reading」を紹介します。このシステムは、TOEFL iBTのReadingセクションで取得したスコアを入力することで、このシステムに登録されている数万冊にも及ぶ本の中から自身のレベルにあった本を検索することができます。
TOEFL iBT Readingセクションのスコアアップの一助として是非、活用してみてください!
検索の方法は以下をご覧ください。
“1260L”という表記が出てきました。これは、MetaMetrics社が設定している、Readingの能力を表す指数です。“Lexile measure”の下に“Lexile range”という表記がありますが、こちらは“Lexile measure”の数値-100から+50の範囲を表しています。この範囲のレベルに指定されている本を読む事が勉強には適しているとされています。
次の手順で、早速あなたに合った本を探してみましょう。
(ここでは、カテゴリーで“Animals”、サブカテゴリーで“Cats”を選択)
本によっては冒頭部分を見る事や、オンライン書店で本を購入することができます。
画面の右側にある“Refine your results”から、さらに細かな設定で本を検索することもできます。
また、すでに読んでみたい本が決まっている場合は、画面の右上にある“Quick Book Search”に、本のタイトルか著者を入力し、検索してみてください。本が登録されていれば、Lexile measureを確かめることができます。 ご自身のレベルに合った、興味のある分野の本でしたら、楽しんで読み進めることができるでしょう。また、Readingの勉強もきっとはかどると思います。
※「TOEFL iBTの受験経験がなく、自分のReadingスコアがわからない!」という方は、ETS作成のTOEFL iBT Complete Practice Test(TOEFL iBTと同形式のオンライン練習問題)を是非お試しください。
https://www.etsjapan.jp/toefl/ets_shop/index.html