このコーナーでは、教育関係の皆様に耳よりの、CIEE日本代表部が主催・参加したセミナーやイベント等についてレポートします。
今回は、2月に開催した「CIEE教育者セミナーin大阪」についてご報告します。
国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部
国際交流促進部 御所園 雅子
2月18日(土)、大阪市のドーンセンターにて、『総合的な英語力を身に付ける為に』と題し、大学・短大・高校の教職員を対象にしたセミナーを開催致しました。
第一部では、京都大学金丸先生より、「TOEFL ITP®テストスコアと語彙力の関係性」について、ご発表頂きました。TOEFL®テストは、アカデミックな分野だけに限らず、国際会議での発表や報告の作成等、社会生活の様々な場面で必要な英語力を測定しています。TOEFL®テストの対策をすることで、コミュニケーションスキルや論理的思考を養い、グローバル人材として活躍する力を身に付けることが出来る等、TOEFL®テストの有効性についてご説明がありました。指導方法の目安として、TOEFL ITP®テストスコアが400点以上であれば、語彙の勉強をし、400点以下の場合、語彙よりも、基本的な文法力や読解力を身に付けた方が良いとのアドバイスがありました。
【金丸敏幸先生よる発表】
第二部では、近畿大学新田先生より、「Criterionの有効活用」について、ご発表頂きました。近畿大学の総合社会学部では、1年生を対象にCriterionを利用しています。Criterionの出来る事/出来ない事、Criterionを利用した学生の声等について触れられ、非常に実践的な使用方法をご紹介頂きました。2年生へ進級するまでに、殆どの学生が30分間で、200~300wordsのエッセイが書けるようになったとの事です。また、近畿大学では、発信型スキルの養成も目指しています。Nativeの先生方と協力し、Criterionのトピックについてのスピーキングテストやプレゼンテーションを実施し、学生の思考力を深めています。
当日は、北は宮城、南は大分から、多くの方々にご参加頂き、盛況のうちに終了しました。発表後には、参加者の先生方より質問が飛び交い、アンケートにも、「英語力に応じた指導の大切さが分かりました」、「英作文指導のヒントが得られました」などといった声が寄せられました。
【新田香織先生による発表】
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