早いものでTOEFL® iBTが日本に導入されて5年が経過しました。多くの受験者が、さまざまな勉強方法でこのテストに挑んできたことと思います。そして今も日々新たな挑戦者が生まれ、情報を求め、勉強方法を模索しています。
このコーナーでは、受験に役立つ情報を選りすぐり、その解説や特長をシリーズで紹介します。主にこれからテスト勉強を始めようとする皆様へ受験準備のヒントとなれば幸いです。
みなさんはSpeaking やWriting の勉強をどのようにされていますか。
ご自分の方法を確立されている方もそうでない方もいらっしゃると思います。
今回は、どちらの方にも今後のTOEFL iBT®受験や勉強に向けて、ぜひ一度見ていただきたいETS制作動画「Inside the TOEFL® Test」についてご紹介します。
この動画は現在、TOEFL iBT®のSpeakingとWritingセクションに特化しています。 各セクションは問題形式別に細分化され、それぞれ10分程度の動画になっています。また各動画には、問題の構成からスキルアップのヒントまで、非常に多くのエッセンスが盛り込まれており、中でもサンプル問題や回答例を用いてのアドバイスは、受験当日はもちろん、日頃の勉強を進めていく上でも大変参考になると思います。
では実際にどのようなものなのか、今からみなさんと一緒にSpeakingセクションでその中身を見ていきましょう。
まずこのセクションは、問題形式や場面設定により以下の3つの動画に分けられています。
各動画は、下の写真にある5つの項目(QUESTION STRUCTURE、APPROACH TIPS、SCORING CRITERIA、SAMPLE RESPONSE、SKILL BUILDING TIPS)に沿って進められていきます。
ここからはQuestion4&6: Integrated task (Academic Course)を例に挙げ、各項目についてもう少し具体的に見ていきます。
問題の全体像をつかむのに役立つのがこの項目です。ここでは問題形式や時間配分などの一般的な概要に加え、各問題の特徴についてもサンプル問題を使いながら簡潔に述べられています。
「Speaking セクションではどのようなことに注意しながら回答をすればいいのか分からない。」といった声をよく耳にします。
「APPROACH TIPS」では、問題の特徴に合わせて、回答する際の注意事項や心構えについて箇条書きにまとめ、説明されています。 例えば、Question 4&6の問題は「読む」→「聞く」の後に「話す(回答)」、または「聞く」の後に「話す(回答)」の形式になっていますが、「聞く」から「話す(回答)」までの間に心掛けること、また「話す(回答)」時に注意すべきことなどが述べられています(下写真参照)。
評価基準はTOEFL iBT® Tipsなどでご覧になった方もいらっしゃると思います。「SCORING CRITERIA」では、右上写真のようにその評価基準をよりコンパクトにして紹介しています。初めての方はもちろんですが、評価基準をご存じの方もチェックされることをおすすめします。また「SAMPLE RESPONSE」では、受験者のSpeaking回答例だけでなく、その回答例が先の「SCORING CRITERIA」で紹介された評価ポイントに沿って実際にどのように評価されているのかについても聞くことができます。この項目はみなさんにとって、評価ポイントに関する理解をより深め、ご自分のSpeakingを客観的に確認する機会になるでしょう。
スキルアップにはいろいろな方法があると思いますが、ここでは、問題の形式・場面設定に合わせたスキルアップ方法についてのアドバイスが行われています。
左写真はQuestion4&6: Integrated task (Academic Course)に対するアドバイスの一部です。ご自分の方法を確立されている方にも更なるスキルアップへのヒントが隠されているかもしれません。こちらもぜひご覧ください。
以上が1つの動画の流れになります。このような動画がSpeaking、Writing合わせて5つあります。どの動画をご覧になっても、みなさんにとってプラスになる何かがきっと見つかるはずです。ぜひ、こちらよりアクセスし、みなさんのTOEFL®テストスコアアップ、英語のスキルアップにお役立てください。