TOEFL メールマガジン

My Phrase My Word

バックナンバーはこちら

外国に留学すると、学校では習わなかったフレーズや単語を頻繁に耳にすることがあります。最初はわからなくても、日常の会話でその国の人がよく口にするフレーズや単語は、すぐに使い方を覚えられるので、身につくのも早いようです。このコーナーではそんなフレーズや単語を紹介。今回は、国際交流関連のお仕事をされている女性からのご寄稿です。

S.Tさん

“ Neat ”

日本語に訳すと「器用な、整然とした、きちんとした、素敵な」という意味を持つこの形容詞を初めて聞いたのは、親の仕事の都合でアメリカのニューヨークに引っ越し、地元の中学校に通っていた時でした。

ある日、クラスメイトの一人が私のノートを見て、"so neat!"と騒ぎだし、クラス中にノートを見られるという出来事がありました。始めは、からかわれているのだと思っていたのですが、ただ数色のペンを使い、罫線に沿ってブロック体の文字を書いているというだけでも、クラスメートたちの黒いミミズのような筆記体が縦横無尽に散らかっているノートと比べれば、確かに"neat"なノートでした。

日本では、むしろ不器用でおおざっぱすぎると周りにあきれられてばかりなのですが、アメリカ人の不器用さは日本では考えられないレベルなので、ガムの包みでミニおりがみをしたり、絡まったネックレスを指でほどいたりなど、日本では普通のことをするだけで、"so neat!"と感動されて嬉しかったです。

皆さんもぜひアメリカに行く機会があれば、日本人の"neat"なところを見せつけてきてください。

*寄稿者の主観によるものですのであらかじめご了承ください。

▲このページのトップへ戻る▲