早いものでTOEFL® iBTが日本に導入されて5年が経過しました。多くの受験者が、さまざまな勉強方法でこのテストに挑んできたことと思います。そして今も日々新たな挑戦者が生まれ、情報を求め、勉強方法を模索しています。
このコーナーでは、受験に役立つ情報を選りすぐり、その解説や特長をシリーズで紹介します。主にこれからテスト勉強を始めようとする皆様へ受験準備のヒントとなれば幸いです。
最新版The Official Guide to the TOEFL Test CD-ROMがMcGraw-Hill出版から9月に発売されました。今回は出版が何度か延期になり、お待ちいただいた方もいらっしゃったことと思います。しかし、お待ちいただいただけの価値のある内容です。
まずは、The Official Guideを初めて知った方のために、どのような参考書・問題集なのかご紹介しましょう。
本書は、テスト実施団体であるETSが過去のTOEFL iBTで実際に使用された問題を使って作成しており、本体(本)とCD-ROMからなります。初版は、TOEFL iBTが開始された2006年に出版されました。初版はCDでしたが、第2版からCD-ROMとなり、毎回練習問題を追加して版を重ね、今回で第4版となりました。
では、この度出版された第4版の内容をご紹介します。
まず、本体(本)には、リーディング(6問)とリスニング(5問)の演習問題とそれらの解答と詳しい解説、スピーキングの出題形式別サンプル問題とその解答のポイント、ライティングの出題形式別サンプル問題とスコア別解答例など、TOEFL iBTとはどのようなテストなのかを知るための豊富な問題と情報が収録されています。また、英語で書かれていますので、英語で読んで理解し考える良い練習にもなります。この部分は初版から第4版まで同じ内容が収録されています。
本体には、その他に実際のテストと同形式の4セクションの練習問題が3回分収録されています。これは、第3版に収録されていた2回分のテストに更に1回分を追加したものです。しかし、旧版の第3版には2回分の練習問題のうち1回分にしか解説がついていませんでしたが、第4版は3回分全てに解説が付きました。解説が付いている、付いていないは、TOEFL iBTの参考書や問題集を選ぶ際に重要なポイントですよね。TOEFL iBTの出題形式を研究したり、問題をよりよく理解するためには、解説付というのは外せないのではないでしょうか。
また、この3回分の練習問題はCD-ROMにも収録されていて、PC上で問題を解くこともできます。
今回特にご紹介したいのは、このCD-ROMがとても使いやすいということです。
簡単にPCにインストールでき、メニュー画面から練習問題の各回を簡単に開くことができ、好きなセクションを選択してやることができます。セクションの途中で止めても次回はそこから始められます。
そして終了後、リーディングとリスニングは問題と自分の解答と正解、そして解説も一緒に表示されます。したがって間違ったところはどうして間違ってしまったのか確認をしながら復習をすることができるのです。
リスニングセクションやスピーキングとライティングセクションのIntegrated Taskの音声も何度も聞くことができるので、間違った問題の音声や聞き取れなかった部分を何度でも納得がいくまで聞くことができます。
画面は表示させず、音声だけを何度も再生したいという場合も、メニュー画面から簡単に聞きたい部分の音声を選んで再生することができます。
また、スクリプトも本に印刷されていますので、スクリプトを見ながら音声を聞いたり、どうしても聞き取れなかったところをスクリプトで確認することもできます。
少し分厚く重たい本ではありますが、内容もずっしりと詰まった充実した重い1冊です。きっと本書はTOEFL iBT目標スコアを目指し努力される皆様を成功に導くための重要な一翼を担ってくれることと思います。
CIEE TOEFLテストオンラインショップでは、この最新版The Official Guide to the TOEFL TestにはTOEFL iBT受験者に大好評をいただいているTOEFL iBT Complete Practice Testもつけてセットで販売しています。この秋TOEFLiBT受験勉強をされる方に、是非おススメしたいセットです。