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TOEFL iBT 体験レポート

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TOEFL CBT/PBT/iBTの受験経験がある社会人の女性読者からのレポート

今回はTOEFL CBT/PBT/iBTの受験経験をお持ちの社会人の女性読者から、体験レポートをご寄稿いただきました。これから受験する方はぜひご参考にしてください。また、編集部では、体験談等のご寄稿を随時募集しています!

《経歴》2004年3月に大学卒業後、4月から公務員

《TOEFLテストスコア》 (*1
【TOEFL iBTスコア】 
 2007.10  68
 2007.9 70
(参考)
【TOEFL PBTスコア】
 2007.11  577 (TOEFL iBT:90-91)
【TOEFL CBTスコア】 
 2006.9  173 (TOEFL iBT:61)
 2002.9  177 (TOEFL iBT:62-63)

英語力の背景

中学に入って英語を学び始めて、英語と英語の勉強、そして洋楽が大好きになりました。漠然とした憧れと「留学してみたい」という希望を抱き、大学ではアメリカ研究を専攻しました。しかし、留学の目標を明確化できず、2002年にTOEFL CBTを一度受験したのみで、大学時代に留学することはできませんでした。自分の英語力を知るために、同年からTOEICテストも受験するようになりました。TOEFL iBTの受験から5年が経過しましたが、留学に挑戦したいという気持ちを持ち続けています。

受験のきっかけ

2007年、あるNPO団体が募集していたアメリカへの奨学生派遣事業に応募するため、TOEFL iBTを初受験しました。

どのように勉強しましたか

受験経験があったのはTOEFL CBTだったため、TOEFL iBT対策の勉強をする必要がありました。国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部(*以後「CIEE」に省略)主催の説明会(*2)に参加した後、2007年7月から9月にかけて、平日は仕事後、夜間に2~3時間ほど勉強しました。市販の教材(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング、単語用各1冊ずつ)を購入し、自分で決めたペースで同時進行で取り組んでいきました。効果があったと思うのは、スピーキングとライティングです。限られた時間内で話したり書いたりするコツをつかむことができました。一方、単語用の本は、かなりアカデミックで難しい内容だったため、1~2か月という短期間では単語力の強化につながりませんでした。
CIEE主催の説明会に参加し、TOEFL iBTの内容や受験方法などについてあらかじめ理解することは大変役立ちます。初めて受験される方や受験を検討している方は、まずは説明会に参加することをお勧めします。

受験していかがでしたか

最初のスコア内訳は、リーディング15、リスニング 17、スピーキング 18、ライティング 20。1か月後に受験したスコアでは同19、 11、 18、 20でした。少しでもいいスコアを取りたくて再受験したのですが、効果は出ませんでした。ちなみに、さらに1か月後、当時は受験可能だったTOEFL PBTを初受験したのですが、スコアは577でした。これは、TOEFL iBTでは90~91というスコアに換算(*3)されます。TOEFL iBTでハイスコアを取るのがいかに難しいかということを実感しました。

テスト自体について、テストセンターについて

TOEFL CBTの受験経験があったので、パソコン操作で特に戸惑うことはありませんでしたが、スピーキングが加わったことにより、緊張感は倍増しました。長時間に及ぶパソコンでのテスト受験は、多くの人にとってそう頻繁に経験するものではないと思います。テストセンターは特殊な雰囲気だと感じるかもしれません。受験を終えると本当に疲労を感じました。周りの受験者が気になることもありますが、平常心と、何よりも集中力を保つことが必要です。一度受験すれば、テストセンターの雰囲気にも慣れると思います。まずは一度受験してみる、というのもスコアアップの一つの近道になるかと思います。

スコアをどのように活かしましたか

あるNPO団体が募集していた奨学生派遣事業の応募書類として使用しました。(しかし、最終試験で不合格となりました。)

また受験するとしたら何を準備しますか

1.CIEE主催の説明会に参加して最新の情報や状況を確認する。
2.留学先及び目標スコアを設定する。
3.ETS発行の公式問題集または市販の教材を購入し、受験までの期間を定めて独学する。
実際のテストを通して学ぶ(慣れる)部分も多いので、目標スコアが取れるまで何度か受験するつもりで頑張りたいです。

今後TOEFLテストスコアを利用して何をしていきたいですか

アメリカの大学または大学院で勉強したいと考えています。

就職活動、お仕事で受験された経験はどのような形で役に立っていますか

英語で外国籍の方と話したりメールをする必要のある仕事を担当した際は、結果としてTOEFL iBT対策(スピーキング及びライティング)で勉強したことが活かせたと思っています。また、リーディング及びリスニング能力を鍛えれば、少々専門的な内容であっても長文の読解力や聴解力も身につき、英語力をより活かした仕事や生活ができるようになると思います。

これから受験を考えている読者へのメッセージ

繰り返しになりますが、TOEFL iBT受験を検討している方は、まずはCIEE主催の説明会に参加してみることをお勧めします。人それぞれ受験目的や目標スコアが違うので、受験のための勉強期間や方法も異なります。時間的に余裕のある人は中長期的な計画を立ててじっくり勉強してもいいし、期限までに目標スコアに達する必要性のある人は、より効率的かつ効果的な対策が必要になります。その前提として、目標設定やモチベーションの維持も重要だと思います。 テスト受験はとても大変ですし、私の場合、留学の実現には至りませんでした。しかし、英語力の維持・向上や仕事で活かせたという点で、得るものは大きかったと思っています。近々、改めて、TOEFL iBTの受験を含めた英語の勉強及び留学の準備を始めたいと考えています。

*1)TOEFL CBTは2006年9月30日をもって全世界で終了、TOEFL PBTは2007年11月をもって日本での実施は終了しております。

*2)寄稿者が参加されたCIEEの説明会は今年度の予定はございません。今年度はよりTOEFL iBTの受験に役立つ「TOEFL iBTスキルアップセミナー」を開催しております。詳細はイベント情報をご確認ください。

*3)TOEFLテスト3形式のScore scaleは下記になります。
尚、スコア換算等の詳細につきましてはETS作成資料:Score Comparison Tablesをご覧ください。

  iBT CBT PBT
Score scale 0-120 0-300 310-677

 

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