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今回のインタビューは、大学時代にカナダに交換留学された経験もある行動派の川良 麗子(かわら・れいこ)さんです。
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【略歴】 |
1999年4月
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早稲田大学 文学部 入学 |
2002年8月
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University of British Columbia(Vancouver,
Canada)に交換留学 |
2004年9月
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早稲田大学卒業 |
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留学時に必要だったTOEFLテストのスコア |
TOEFL-PBT:580点/TOEFL-CBT:237点
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過去のスコアの推移 *合計2回受験 |
1回目:
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197点(TOEFL-CBT) |
2回目:
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237点(TOEFL-CBT) |
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--TOEFLテストの対策はどのようにしましたか? |
私は留学の条件としてTOEFL-CBTで237点以上必要だったので、ひと夏の間TOEFLテスト専門の予備校に通いました。私の場合はlisteningがネックであり、それが上がれば全体のスコアもあがると思っていたので、listeningを重点的に勉強しました。具体的には、問題集の中にTOEFLテストの模擬テストがあったので、そのlisteningの部分を聞き取れるまで繰り返しました。
TOEFLテストもやはり試験です。よって、TOEFLテストの勉強も試験のためにすることに変わりはないので、ある程度は「テストはテスト」と割り切ることも必要です。しかしTOEFLテストの勉強で英語の基礎力をつけることは、留学してからも役に立ちます。基礎ができたら、あとは自分の興味のある分野についての勉強をすればいいので、まずは基礎力をつけるために、TOEFLテストの勉強が必要なのだと思います。
英語は人とつながるためのツールです。そのため、当然のことですが、何か伝えたい「メッセージ」がなければ英語はできるようにならないでしょう。日本語も英語も「コトバ」ですから、なにか言いたいことがあるときに初めて必要になります。英語を使ってどのように世界とつながりたいのか、それが重要だと思います。
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きっかけは1ヶ月間の米国での語学研修ですね。そこで自分の価値観ががらりと変わりました。テレビでは見たことがあっても、実際に違う国の中に入って生活してみると、文化や食べ物、住まいなど、全てが違っていて、全く異なる文化がそこにはありました。そこで違う価値観に触れたのです。たった1ヶ月でこんなに発見があるのだったら、1年留学したら自分の人生はそれによってどれだけ変わるのだろう、そう考えたらとてもわくわくしました。留学して変わった自分を見てみたかったのです。また、私は大学で日本史を専攻していたので、一度日本から離れて、外から冷静に見てみたいという思いもあり、留学を決意しました。
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やはり日本をより客観的に見られるようになりました。特に、地方に目を向けるようになりましたね。私は大都市・東京で生まれ育ったので、留学に行く前までは広い視野で日本を見ることが難しい環境にいました。しかし一度留学をして外から日本を見ると、自然と地方の魅力を強く感じるようになりました。私は新潟の震災の時にボランティアに行ったのをきっかけに、小千谷市での復興活動に関わりましたが、そこで地方の良さ、パワーを体感できたことはとても幸せでした。これは留学がなかったらありえなかったでしょう。
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--これから留学する人へのアドバイスをお願いします。 |
人生において、留学をどのように位置づけるか、どのような意味があるのかということをしっかりと考えておいたほうがいいと思います。具体的に言えば、社会の中での自分のキャリアビジョンを持つことが大切です。はっきりとした確信でなくても、それを考えることをやめてしまったら、留学中でもただ漫然と時間が過ぎていくだけです。考えるのをやめなければ、いつの日か自然とビジョンが見えてくるのではないでしょうか。いろいろなことに挑戦し、考え、充実した留学生活を送って下さい。きっとたくさんの発見がありますよ。
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(インタビュー:2005年5月 TOEFL事業部 稲吉美和子)
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