去る4月21日(木)、アジア唯一の米国TOEFL理事会理事 廣田和子氏(ネバダ・カリフォルニア大学国際教育機構Japan(NIC)代表、財団法人国際教育協会 常務理事代表)が、愛知県私立滝高等学校PTA記念総会に招かれ、保護者約400名を対象に「夢は叶う
〜Keep on Dreaming〜 国際教育のススメ」をテーマに講演会を行いました。廣田氏は昨年の11月にも、同校の高校一年生を対象に講演会を行いましたが、その反応が大変な好評だったことから、次回は保護者を対象にした講演会を、と学校側からのリクエストを受けて実現したものです。
今回の講演では、廣田氏が留学した当時のエピソード、国際社会で自分の意見を発する重要性、伝統的な日本文化と西洋文化の根本的な違いを、様々な例を上げて説明し、日本人としての基礎を作ることが世界で活躍する上で、如何に重要かを話しました。また、"国際人になるには、英語がペラペラになる必要は無い。むしろ、表面的な会話より、中身のある話をして初めて"国際人"として認められる。"と強調し、人間の本質を磨き上げることが自己の探求に繋がるとともに、学びの楽しさに繋がると訴えました。保護者の方々は、廣田代表の発する言葉に真剣に耳を傾け、熱心にメモを取ったり、うなずく仕草が見受けられました。
また話の中で廣田氏は、20年近くに及ぶ学生へのカウンセリングの経験を元に、子どもと接する時のアドバイスを2点述べました。それは、"意見を否定しないこと"、そして"意見を聞くこと"。親と話ができなかった学生、芸術家を目指し日々ひたすら努力し続けた学生などの実際の例を通して、相手の意見を否定しないで受け入れることで、学生がいかに成長し、変わることができるかを話しました。
最後には、 "人は死ぬ気で勉強しても決して死なない。つらくても、諦めずに続けることで必ず何かが見えてくる。そこまでがんばり続けるのが大切です。"と、
一人一人が背負う人生のミッションの重要性について語りました。保護者の中には感極まって目頭をハンカチで押さえる姿も見受けられ、講演が終わると同時に、会場は温かい雰囲気に包まれ、割れんばかりの拍手の中で幕を閉じました。
子ども達から昨年の講演の感想を聞いていた参加者の方は、講演後に廣田氏に宛てたメッセージの中で、自分自身や子どもについてなど、多くの思いを綴られていました。"頑張った分だけギフトが来る"という廣田氏のメッセージにあるように、努力し続ける大切さ、子どもの意見を受け入れることについて考える事のできる貴重な講演会でした。
|