1964年にTOEFLテストが始めて実施されて早40年が経ちました。その間、全世界の受験者数はもちろん、実施国・地域数やTOEFLテストスコアを利用する機関も増加してきました。現在までの実施回数は2,000万回以上を数え、また現在の実施国は180カ国以上にのぼります。まさにTOEFLテストは名実共に「国際基準」の英語運用能力テストといえるでしょう。
またこの40年の間、高い信頼性はそのままにTOEFLテストは進化し続け、2005年9月にはついに次世代(インターネット版)TOEFLテスト(TOEFL
iBT)が米国で開始されました(日本での導入は2006年5月予定)。「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測るテストとして開発されたTOEFL
iBTはより実践的であり、真のコミュニケーション能力を測るテストとして注目されています。
「テスト」は確かに「テスト」でしかなく、万能ではありません。TOEFLテストの点数だけで測れるものは限られています。しかし、「テスト」がより実際のコミュニケーションに近くなれば、そのための勉強の方向もより正しくなります。TOEFLテストのための勉強をしていくうちに実際に必要なコミュニケーション能力が身についたり、反対にコミュニケーション能力を身につけるために正しい勉強をしていた人が、TOEFLテストを受けたときにきちんと高い点数が取れるようになれば、TOEFLテストという「テスト」の使い道が一段と広がるのではないでしょうか。そのためにTOEFLテストは進化し続けています。
どうか、TOEFLテストの成長を自分の目で確かめてみてください。そしてこれから先も、厳しく、そして温かくTOEFLテストを見守っていただければ幸いです。
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