TOEFL Mail Magazine Vol.45
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TOEFLテスト何が変わるの?
はじめに:インターネット版TOEFLテスト(TOEFL iBT)とは
  2006年5月、TOEFLテストが大きく変わります。「インターネット版」、'iBT(Internet-Based Testing)'という言葉から、「自宅で好きな時間に受験できるの?」「インターネットを自由に使用できるテストなの?」という疑問を持たれる方もいるかもしれません。しかしそれは違います。TOEFL iBTでは、受験者は決められた日時にテスト会場に出向き、割り当てられたコンピュータでテストを受けます。テスト中にインターネットを利用することもありません。従来のテストとの違いは、問題内容・構成の変化、能力の測定方法の変化、ということなのです。TOEFL iBTはReading, Listening, Writing, Speakingの4技能を総合的に組み合わせ、実際のコミュニケーション能力を測る新世代のテストとして誕生しました。このコーナーでは、TOEFL iBTの特徴をひとつずつ取り上げながら紹介していきます。新しいTOEFLテストを正しく理解し、万全に準備をして臨んで下さい。TOEFL iBTであなたの真の英語運用能力を試してみませんか?

TOEFL iBTの構成(約4時間)
スコア(0〜120)
Reading
(60〜100分)

アカデミックな長文読解問題(3〜5題)
TOEFL CBTに類似した内容に加え、新しい出題形式の問題

ReviewやGlossaryなど、受験者に便利な新機能

0〜30
Listening
(60〜90分)
講義形式の問題(4〜6題)
複数人数による会話の問題(2〜3題)
TOEFL CBTに類似した内容に加え、新しい出題形式の問題
0〜30
Speaking
(約20分)

Independent Task(Speaking、2題):
−身近なトピックに関して口頭で解答する問題
Integrated Task(Reading、Listening、Speaking、2題):
−読み、聞いた内容に関して口頭で解答する問題

Integrated Task(Listening、Speaking、2題):

−聞いた内容に関して口頭で解答する問題
0〜30
Writing
(約50分)
Integrated Task(Reading、Listening、Writing、1題、20分)
−読み、聞いた内容に関して文章で解答する問題
Independent Task(Writing、1題、30分)
−身近なトピックに関してエッセイを作成する問題
*解答はタイピングのみ、手書き不可。
0〜30
第2回:Speakingセクションについて

 英語試験におけるSpeakingと聞いて、皆さんは何を想像されますか。面接官とのやりとりを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。TOEFL iBTのSpeakingはコンピュータに向かったままで、マイクを通して解答していく形式です。Speakingの試験を経験するのが初めての方も、出題形式をしっかり把握し、練習を重ねて本番に挑んでください。
TOEFL iBTテストの様子SpeakingセクションはReading、Listeningに続くセクションであり、10分間の休憩後に始まります。ヘッドセットをつけ、マイクを口の前にあてましょう。大きな声をださなくてもマイクが音を拾うので安心してください。他の受験者の解答している声が気になるかもしれませんが、まずは落ち着いて、自分の世界を作ることが大事です。
Speakingセクションに割り当てられている時間は20分で、計6問の問題があります。構成は以下のようになっています。

・Independent Task(Speakingのみ)・・・2問
  与えられたトピックに関して口頭で解答する。
・Integrated Task(Reading,Listening,Speaking)・・・2問
  読み、聞いた内容に関して口頭で解答する。
・Integrated Task(Listening,Speaking)・・・2問
  聞いた内容に関して口頭で解答する。

 Independent Taskでは、まず画面に問題文が現れます。問題文は音読もされるので、問題を読みながら同時に指示を聞くことができます。続いて15秒間の準備時間が与えられます。短い時間ですが、メモにまとめるなどして時間を有効に使ってください。15秒が経過したら、口頭での解答を始めて下さい。解答時間は45秒間です。画面上には残り時間が表示されます(Speakingの全問題共通)。出題の内容は1問が受験者自身の嗜好や趣味など、与えられたトピックについて述べる問題。もう1問は、あるトピックについて提示された2つの意見から1つを選び、それを支持するように見解を述べていく問題です。

 Integrated Taskについては第1回で特集していますが、覚えていますか?1つの技能だけではなく、数種類の技能を併せてコミュニケーション能力を測定する問題です。@英文を読み、聞いてから口頭で解答する問題と、A聞いた内容に関して口頭で解答していく問題。Speaking セクションでのIntegrated Task はこの2つの形式であることを頭に入れておきましょう。
 では、@の「読み、聞き、話す」をもう少し詳しく見ていきます。まず、画面に75-100words程度の英文が現れます。これを45秒間で読んで下さい。続いて、同じトピックに関しての英語を聞きます。更なる情報であったり、反対意見だったりと、その内容は様々です。話される英語は150-220words程度で、およそ60-90秒間です。メモを取りながら聞きましょう。この後、問題文が画面に表示され、同時に音読もされます。30秒間の準備時間が経過したら、口頭での解答を始めて下さい。制限時間は60秒間です。出題の内容はキャンパス内を想定した会話や、大学の講義を想定したものなどです。

Integrated Taskのイメージ

 次にA「聞き、話す」の形式を見ていきましょう。およそ180-280wordsの長さの会話や講義の断片を60-120秒間聞きます。その後で、内容に関する問題が画面に表示されます。問題は本文の内容を問うものや、要約するものなどです。20秒間の準備時間経過後、口頭で解答してください。制限時間は60秒間です。

Integrated Taskのイメージ

 難易度が高いと思われる方もいるかもしれませんが、新しいTOEFLテストの出題は英語圏での実生活で起こり得る状況や学校での講義内容で問題が構成されているので、TOEFLテストのSpeakingでしっかり準備をしておけば、留学生活が始まった時により早くその環境に溶け込めると言えます。日ごろより、あるトピックに関して英語で1分以内にまとめるような練習をするのもいいかもしれません。コミュニカティブな英語を測定する新しいTOEFLテストは、留学志望者のみならず、国際的に活躍するあなたの手助けになってくれることでしょう。

【画像:こちらより引用】

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