英語試験におけるSpeakingと聞いて、皆さんは何を想像されますか。面接官とのやりとりを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。TOEFL
iBTのSpeakingはコンピュータに向かったままで、マイクを通して解答していく形式です。Speakingの試験を経験するのが初めての方も、出題形式をしっかり把握し、練習を重ねて本番に挑んでください。
SpeakingセクションはReading、Listeningに続くセクションであり、10分間の休憩後に始まります。ヘッドセットをつけ、マイクを口の前にあてましょう。大きな声をださなくてもマイクが音を拾うので安心してください。他の受験者の解答している声が気になるかもしれませんが、まずは落ち着いて、自分の世界を作ることが大事です。
Speakingセクションに割り当てられている時間は20分で、計6問の問題があります。構成は以下のようになっています。
・Independent Task(Speakingのみ)・・・2問 |
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与えられたトピックに関して口頭で解答する。 |
・Integrated Task(Reading,Listening,Speaking)・・・2問 |
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読み、聞いた内容に関して口頭で解答する。 |
・Integrated Task(Listening,Speaking)・・・2問 |
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聞いた内容に関して口頭で解答する。 |
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Independent Taskでは、まず画面に問題文が現れます。問題文は音読もされるので、問題を読みながら同時に指示を聞くことができます。続いて15秒間の準備時間が与えられます。短い時間ですが、メモにまとめるなどして時間を有効に使ってください。15秒が経過したら、口頭での解答を始めて下さい。解答時間は45秒間です。画面上には残り時間が表示されます(Speakingの全問題共通)。出題の内容は1問が受験者自身の嗜好や趣味など、与えられたトピックについて述べる問題。もう1問は、あるトピックについて提示された2つの意見から1つを選び、それを支持するように見解を述べていく問題です。

Integrated Taskについては第1回で特集していますが、覚えていますか?1つの技能だけではなく、数種類の技能を併せてコミュニケーション能力を測定する問題です。@英文を読み、聞いてから口頭で解答する問題と、A聞いた内容に関して口頭で解答していく問題。Speaking
セクションでのIntegrated Task はこの2つの形式であることを頭に入れておきましょう。
では、@の「読み、聞き、話す」をもう少し詳しく見ていきます。まず、画面に75-100words程度の英文が現れます。これを45秒間で読んで下さい。続いて、同じトピックに関しての英語を聞きます。更なる情報であったり、反対意見だったりと、その内容は様々です。話される英語は150-220words程度で、およそ60-90秒間です。メモを取りながら聞きましょう。この後、問題文が画面に表示され、同時に音読もされます。30秒間の準備時間が経過したら、口頭での解答を始めて下さい。制限時間は60秒間です。出題の内容はキャンパス内を想定した会話や、大学の講義を想定したものなどです。

次にA「聞き、話す」の形式を見ていきましょう。およそ180-280wordsの長さの会話や講義の断片を60-120秒間聞きます。その後で、内容に関する問題が画面に表示されます。問題は本文の内容を問うものや、要約するものなどです。20秒間の準備時間経過後、口頭で解答してください。制限時間は60秒間です。

難易度が高いと思われる方もいるかもしれませんが、新しいTOEFLテストの出題は英語圏での実生活で起こり得る状況や学校での講義内容で問題が構成されているので、TOEFLテストのSpeakingでしっかり準備をしておけば、留学生活が始まった時により早くその環境に溶け込めると言えます。日ごろより、あるトピックに関して英語で1分以内にまとめるような練習をするのもいいかもしれません。コミュニカティブな英語を測定する新しいTOEFLテストは、留学志望者のみならず、国際的に活躍するあなたの手助けになってくれることでしょう。
【画像:こちらより引用】
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