もちろん生徒全員がSELHiに対して肯定的な意見だけを持っていることはないだろうが、かなり多くの生徒がSELHiになってからの英語授業の改善を意識し、その授業内容を評価してくれていることがわかった。SELHi初年度の1年生は3年間SELHiの環境の中で英語を学習してきた。その結果、我々は彼らをSELHi
students と呼んでいたのだが、彼らは例えば、「英語の授業は英語で大部分行われるべきである」という意識を強く持ち、常に高いレベルの英語授業を求めてくるようになった。コミュニケーション能力伸長を目標とした授業のあるべき姿を生徒が望んできたと言ってもいいだろう。
この3年間で生徒一人一人が受けた授業内容や授業中の活動、英語授業の影響などについて自己評価をしてもらった。対象は9クラス約360人で、これはその結果の一部である。