保守的な教師がいるのと同じように保守的な生徒もいます。 受動的な授業を望んでいる生徒もいるようです。授業アンケートでも「ペアーワークが嫌だ」「意見発表は恥ずかしいから嫌だ」と書く生徒はいました。発信型の授業に経験のない生徒は最初戸惑うことは当然でしょう。しかし、こういう生徒達も自分の音読や英語に自信を持つようになってくると意識が変わってきます。クラス全体がそういう雰囲気になると音読や発信も積極的になります。授業が変わると生徒達も変わってくるのです。今まで下を向いていたのが、顔を上げ て授業を受けるようになっていきます。耳を使い、頭を使い、手や口を動かし、授業が活発になります。そういう生徒の姿を見ることは教師として大変嬉しいことです。生徒達も自分の英語力に自信を持ってくると表情が明るくなり、それを指導する側にも自信になって相乗効果が生まれてきます。ありきたりのことばですが、教師が変われば生徒も変わる、このことが実感されました。私たちは、教師とともに成長してくれる生徒をよきパートナーとしていつも見ています。 |