TOEFL Mail Magazine Vol.59 July2007
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達セミに学べ
英語教育界において、知る人ぞ知る『達セミ』こと「英語教育・達人セミナー」をご存知ですか?「明日の授業に即役立つ」をモットーに、1995年から現在までの12年間、全国津々浦々で開催されているセミナーで、日本全国で英語教育に熱意を持つ先生のGrassroots、Volunteerismを象徴するネットワークとなっています。日本の英語教育をより良くしようという現場の先生方の熱意が形になったこの活動を、今号からリレー形式でご紹介します。英語教育の「達人」を目指す教育者、必見です。

英語教育・達人セミナーの過去・現在・未来〜Part1 Emotional Tie〜
[達セミに学ぶ 英語学習のヒント]バックナンバーはこちら>>

東京都立戸山高等学校 谷口幸夫

 英語教育・達人セミナー、通称、達セミをスタートさせて、今年の6月で12年が過ぎた。この間、さまざまな思い出が頭の中を駆けめぐる。
 一言で言ってしまうと、達セミとは英語の教え方の勉強会である。「授業の達人を目指そう」というコンセプトの元、参加者が生徒役になってワークショップ形式で、指導法を学ぶ。いや、学ぶというよりも、シェアすると言ったほうが正しい。
 達セミは、文字通り北は北海道から南は沖縄まで全国各地で開催されている。年間約80回ほどになるので、ほぼ毎週末、どこかで開催されている計算になる。
 講師を務めるのは、原則として小学校、中学、高校の現役の教員。時には、プロの英語トレーナーや大学の先生にお願いすることもある。
 運営にあたっては、講師やスタッフの全員がボランティアとしてかかわってくれている。会員制もとらず、事務局はスタート以来、私一人である。つまり、人間関係だけで動いているのだ。私は、この関係をEmotional tie(気持ちの上でのつながり)と呼んでいる。
 多忙を極める中、日本の英語教育界の活性化のために、ノーギャラで全国各地に出かけていって発表してくれる英語の先生方が、少なからず存在しているという事実は、声を大きくして叫びたいと思うし、ここに太く特筆しておきたい。日本の英語教育も捨てたものではないのだ。
 次回は、達セミイズムのPay it forwardに触れたい。

※メルマガ:「英語教育の達人をめざして」


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