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去る2007年11月14日、15日、CIEEスタッフが米国ニュージャージー州プリンストンにありますEducational Testing Service (ETS)を訪問しました。今回の訪問において、CIEEスタッフはTOEFLテストの運用を中心にETS職員と様々なディスカッションを行いましたが、TOEFLテストの作成元であるETSがあるPrincetonという町や周辺がどんなところなのかご紹介しましょう。
ETSはニュージャージー州のPrincetonという町にあります。ニュージャージー州、といってもすぐに場所が頭に浮かばないかもしれませんが、ニューヨークから南西に向かって車で約1時間半ほど下ったところにあり、位置としては東海岸の中北部、ニューヨークとフィラデルフィアのほぼ中間になります。Princetonという町自体は、人口3万人ほどのこじんまりした小さな町です。この町で最も有名なものはPrinceton大学で、全体で約7千名程度の学生規模ですが、アメリカで最も古い大学のひとつであり、大統領2名を含め、著名な政治家、研究者などを輩出しています。町では学生の姿も多く見られますが、それほど騒がしくなく、コロニアル風の建物が立ち並ぶ落ち着いた雰囲気です。町のあちこちには独立戦争当時のエピソードなども掲げられています。
ETSはPrincetonの郊外にあり、森や牧草地に囲まれた丘陵地に建てられています。ETSの建物は、初代のETSの代表Henry Chauncey氏が自宅用に購入した広大な敷地に建てられており、Henry Chauncey氏の没後その家族によりETSに寄付され、それ以降ETSはPrincetonに本部を置いています。
【ETS敷地内にあるCarnegie Center Building】
【Chauncey Conference Centerの玄関】
【Chauncey Conference Centerの中庭】
ETSは世界でも最大級のテスト・アセスメント機関であり、約2,700名に及ぶ職員がこのETS本部に勤務しています。ETSの取り扱うテストはTOEFLテストのみならず、大学院入学のためのGREや米国内の大学進学適性テストであるSATなど多岐に及びます。テスト開発以外でも、米国各州の要望に応じて州の教育カリキュラムや教員の評価制度、最近では中東カタールの教育カリキュラムの作成を請け負うなど、国際的にも非常に影響力の大きい組織となっています。
ETSに勤務する職員のバックグラウンドも多様で、ヨーロッパ、アフリカ、インド、アジア、中東からなど様々。会議、宿泊所を兼ねているChauncey Conference Centerには、米国内外からひっきりなしに訪問者のグループが訪れており、ETSへの関心の高さが伺えます。
敷地内にテニスコートやプール、カフェテリアもあるETS。勤務する人たちも日々の生活を楽しんでいるのかと思ったら、ニュージャージー州は州の税金が最も高いことで有名とのこと。高い税率を嫌って隣の州であるペンシルバニアのフィラデルフィアなどの町から通勤する人も少なくないそうです。
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