TOEFL Mail Magazine Vol.68 June 2008
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達セミに学べ

英語教育界において、知る人ぞ知る『達セミ』こと「英語教育・達人セミナー」をご存知ですか?「明日の授業に即役立つ」をモットーに、1995年から現在までの13年間、全国津々浦々で開催されているセミナーで、日本全国で英語教育に熱意を持つ先生のGrassroots、Volunteerismを象徴するネットワークとなっています。日本の英語教育をより良くしようという現場の先生方の熱意が形になったこの活動を、リレー形式でご紹介します。英語教育の「達人」を目指す教育者、必見です。

[達セミに学ぶ 英語学習のヒント]バックナンバーはこちら>>

英語教育・達人セミナーの過去・現在・未来 〜Part 11 The Summing Up〜

順天中学・高等学校 和田 玲(わだ れい)

僕がまだ学生だったある日、いつも世話になっていたクラブの先輩に「今日は金が入ったからいつものお礼に何かご馳走させて下さい」と申し出た。すると、その先輩はこう言った、「気持ちだけもらっておく。その金は後輩たちのために使ってやれ」と。先輩からもらった恩は、後輩たちへ返してやれということだ。それは僕がいた世界の伝統だった。すなわち、Pay it forwardである。

教員になりたての頃の僕は、何をやっても上手くいかず、ずっと1人で悩んでいた。そんなある日、達セミと出会った。経験と研鑽を積んだ力ある全国の先輩教師たちから、沢山の素晴らしい授業アイデアやマネージメントのヒントをシェアーしてもらった。長く独りで闇に立ち尽くしていた自分が、ようやく1歩、歩き出せた気がした。以来、その1歩が2歩となり3歩となるにしたがって、僕の目の前の風景は確実に変わっていった。

達セミでの出会いと多くのPay it forwardが、僕を確実に育ててくれた。初めての達セミから4年。僕はいま、達セミで、職場で、Pay it forwardする立場になった。出会いとシェアーが、ある人の1歩を紡ぎだし、それが新たなPay it forwardへと連鎖していく。要約すると、「達セミ」とはそんな営みに他ならない。



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