留学経験者インタビュー
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留学経験者に留学のきっかけ、その国、その学校を選んだ理由、何を得てどう活かしているかなど実体験をインタビュー。今回は、アイルランドのUniversity College Dublin に留学し、MBAを取得して8月に帰国した林幹久さんにお話を伺いました。

林 幹久さん
静岡県出身
- 1994年4月~2000年3月
- 山形大学工学部、大学院卒業
- 2000年4月~2008年6月
- 東京のソフトウェア開発会社でシステムエンジニアとして勤務
- 2008年7月~8月
- ホームステイをしながらイギリスThe University of Sheffieldでサマースクール参加
- 2008年9月~2009年6月
- アイルランドUniversity College Dublin MBA留学 修了
- 2009年8月
- 帰国
留学を志したきっかけを教えてください
- 林さん:
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まず1つには、いつか海外に住んでみたいというのが、子供の頃からの夢でした。中高生ぐらいのとき、どこの大学か全く覚えていないのですが、パンフレットか何かで大学が森の中にある写真を見て、海外の大学ってかっこいいなと思ったのがきっかけです。いつか英語がしゃべれたらいいなという気持ちも当然ありました。それでもその頃は経済的なこともあり、それほど熱心ではありませんでした。そして大学院を出てソフトウェアの会社に就職し、どちらかというと狭い世界を深く追求する仕事を長くしていたので、自分の世界をちょっと広げてみたい、社会や経済など、もう少し自分の視野を広げてみたいと思うようになりました。そこで、ビジネススクールが1つの鍵だと思いました。ビジネスは自分の興味のある分野でもあり、学んで、さらに海外にも住めるチャンスでもあります。環境を変えて自分はどこまでできるか、試してみたいと思うようになりました。
ビジネススクールとなると、ざっくりとアメリカかヨーロッパという選択肢、そして2年制か1年制かという選択肢があります。最初は2年制を考えましたが、2年制は1千万円を超えそうなので大変だというのと、私は今34歳ですが、再就職活動をする時点で34、35歳までには卒業したいという気持ちで、1年制に気持ちが変わりました。そうなると、条件に合う大学院が多いのはヨーロッパ、次にその中でどこの国がいいだろう、と。国によって文化が異なるので色々な国を調べました。それが2006年から2007年にかけてで、当時アイルランドの景気はまだそれほど悪くありませんでしたし、アイルランドというのはIT系産業が強いんです。マイクロソフトやデル、グーグル、アップルといったIT系企業のオフィスがあり、英語圏でもありますし、これはなかなか面白そうだと思うようになりました。海外で就職するかもしれないという可能性を考えたとき、自分のバックグランドがITですから。
- 編集部:
- 国が決まれば、次はどの大学にするか、ということですね。
- 林さん:
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アイルランドにはビジネススクールが2つあります。The University of Dublin Trinity Collegeと、私が行ったUniversity College Dublin (以下UCD)です。Trinityは1592年創立の、ヨーロッパ圏では非常に有名なアイルランドの楔と言われるくらい歴史的な大学です。毎年1、2名の日本人が留学していて、ビジネススクール卒業生の集まりもあります。一方UCDでは日本人は4年ぶり。私がいたときには、同級生48人中唯一の日本人でしたし、今年は日本人がいないそうです。また、留学する1年前に1度大学を見学しに行きましたが、UCDのディレクターと話をして、良い印象を受けました。日本人1人というのは、場合によってはリスキーでもありますが、逆にビジネススクールとしては日本人を欲しいのではないかという楽観的な考えもありました。日本人の卒業生が4年前と5年前に1人ずついて、その方々を紹介してくれたのでお会いし、結構大変だという話も聞きましたが、One of Japaneseになるよりは、Only Japaneseの方が面白そう。せっかくだから1人でどこまでできるか、あえてもまれてみるのも面白い、行ってみよう!ということになりました。
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【University College Dublin講義室1】
留学を決めてから、どのように勉強をしたのでしょうか?
- 林さん:
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具体的には2006年春に英語の勉強を始めました。2005年の年末、31歳だった私は、もう年齢的にこういうことができる最後のチャンスだと思ったのです。もちろん仕事を続けていても良かったのですが、35歳、40歳になった時に、やっぱり留学しておけば良かったと後悔したくなかったので、今勉強しておこうと決意しました。英語の勉強、特にTOEFLテストに向けてきちんと勉強をしました。社会人になってから始めるのは大変ですが、幸運なことにソフトウェア会社だったので、勤務時間がコアタイムのないフレックスタイム制だったのです。決まった時間のミーティングに出て、あとは締め切りまでに仕事を仕上げるという基本を守れば、自分の裁量で、お昼に出勤して夜の9時、10時までいても問題ありません。反対に9時に出勤して6時前に帰っても問題ありません。朝ちょっと早起きして8時から10時まで勉強してから会社に行く、といった時間の融通がきいたのです。もちろん、忙しい時期はどうにもなりませんが、いわゆる普通の会社のように9時~5時でずっとオフィスに縛られるという制約がなかったことが有利だったと思います。それ以外にも、土日はほとんど勉強でつぶしました。当時大手予備校のセミナー講師が、MBAを目指すなら1週間に20時間英語を勉強しなさいと言っていましたので、1日2時間、土日は5時間勉強しました。土日は家にこもっていることが多かったですね。なかなか大変でした。今思うとよくできましたね(笑)。勉強がいやになって止めてしまったり、仕事が忙しくなって止めてしまったりした人が周りにも何人かいます。
TOEFLテストの勉強はいかがでしたか?
- 林さん:
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TOEFLテストにはかなり苦労しました。ちょうどTOEFL CBTからTOEFL iBTに切り替わる時期で、TOEFL iBTにはSpeakingセクションが加わるということでしたので、できればTOEFL CBTのうちに必要スコアを取っておきたいと思っていました。ただ、一般的にTOEFL CBT 250点(TOEFL iBT 100点)が必要と言われていたのですが、結局250点を超えられず、ベストスコアが247点でした。Listeningが伸びずつらかったです。あとはWriting、やはりアウトプット系です。繰り返し勉強してもなかなか上がらないし、飽きてしまうんですよね。
- 編集部:
- 1年留学されて、Listening力が上がったという実感はありますか。
- 林さん:
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上がったとは思いますが、自分ではなかなか分からないというのが実情です。ただ、勉強を始めてうまくいかなかったときに、ものは試しだと思ってTOEICテストを受けてみました。その時のスコアが850点で、英語を勉強する前に受けた時は605点だったので、それなりに上がっているのだと実感できました。ただ、留学してどうかというと、何とも言えません。伸びたとは思うんですけどね。
- 編集部:
- ぜひ留学後の腕試しにTOEFL iBTも受けてみてください!
大学院へはどのように手続きしましたか?
- 林さん:
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UCDが大学院として要求している点数はTOEFL CBT 250点でした。先ほどお話したように、私のベストスコアは247点だったので、だめだと思っていたのですが、留学前に大学を訪れたときにその話をしたら、特に出願できないといった話はなかったんです。そこで、結局そのまま出願しました。大学側ではドキュメントとしては250点以上を要求していますが、杓子定規ではなく、その他の色々な要因とともに総合的に見てくれているようです。あくまで私の感触なんですけれど、実際行った時に、face to faceでディレクターと1時間面談しましたし、メールでもやり取りしていたので、その時最低限の英語力を見ていたのだと思います。あとは、”Business School is business”という言葉がありますが、ある程度交渉がきくんですね。アメリカは必要スコアに厳しいと聞きますが、ヨーロッパ系の大学はそういうところもある気はします。そういう訳で、結果的にTOEFLテストのスコアは問題ありませんでした。
- 編集部:
- 実際に行って会ってお話をするということ自体が、ある程度の英語力があるという証明ですね。
- 林さん:
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面談に関しては準備しました。こういうことをしゃべろうと原稿も用意していたので、1時間はもちました。あとは交渉ですね。スコアは充分でも、会話ができなければ、そちらの方が問題ですし。だから、私は時間とかお金に余裕のある場合は、できれば事前に希望大学に行くことをお勧めします。MBAは年間通してのものですし、1年で3万ユーロ、日本円で200万円ぐらいかかりますので、運営しているスタッフの質を確認するためにも、行って、見て、話を聞いて、学校の雰囲気を感じて来るといいと思います。自分のお金と時間を投資するのですから。他の国からの留学生の友達も、訪問している人が多かったようです。私の場合、UCDを訪問する前にまずメールを出しました。これくらいの時期に訪問したいけれど何時ぐらいがいいかと。その際に、4年前に卒業した日本人がいるから彼に連絡をしてごらんと教えてくれました。その辺は親切でしたね。できるだけ情報を集めることは大切だし、フットワークの軽さというものも彼らは重要視するので、興味があれば、自分からアプローチすることをお勧めしたいです。
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【University College Dublin講義室2】
留学中のつらかったエピソードを教えてください
- 林さん:
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今でも覚えているのは、スタートして4日目のことです。チームビルディングという演習がありました。車で1、2時間の高原に行って、エクササイズをします。それが自分の英語力がなくて、教官の言うことがあまりよく分からなかったということしか覚えていないんです。教官があれをやれ、これをやれ、ルールはこれこれだよと言って、スタート。でも半分以下しか聞き取れない。他の人を見ながら何かやるのだということは分かるのだけど、まだ4日目なので、クラスメートの名前と顔も一致せず、自分から発言もできない。その状態でついて来なさい、というのが一番きつかった思い出です。ショックでしたね。アイルランドに来る前に行っていたイギリスの語学学校では、生徒はある程度レベル分けされていたので、英語のレベルが比較的近く、コミュニケーションをとるのにあまり問題はなく、結構楽しかったのです。ホームステイで、その家族も良い方で、ご飯も美味しくて、イギリスはいい国だと。これは何とかなるなと思った途端に、アイルランドでのその授業ですから。聞くところによると、アイルランドのMBAは7割5分から8割がネイティブスピーカーでイギリスとはまったく感じが違うらしいです。授業と授業の間の30分間や昼休みも、クラスメートの会話についていけませんでした。そこで最初によく話したのが、韓国人の女の子、南米のアルゼンチンとウルグアイから来ていた男の子2人です。でも最初は、特に休み時間にしゃべる相手がいないというのはつらかったですね。最初の1~3週目は、何でこんなところに来てしまったのだろう、会社を辞めて文無しになって帰るに帰れない、何か間違えてしまったのかなぁと毎日考えて・・・。だから金曜日は、授業やグループワークもないのでのんびりできるし、ものすごい開放感がありました。
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【友人たちとのリクリエーションのひととき】
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あとは、MBAでは4、5人のグループアサインメントを出すことがよくありました。一番初めは3人がアイルランド人、1人がインド人の女の子、そして私という構成でしたが、このグループで議論をして、レポートを書いて、プレゼンテーションを考えて、ということをしました。この時は、ほぼネイティブのインド人とアイルランド人の中でポツンと自分ひとり残ったような、お荷物になっているような感覚を味わいました。自分がいなければ物事がうまく進んでいくのではないか、という感覚はつらいですね。まぁ、慣れていくしかないし、発言するように努力はしました。もちろん、相性の合う、合わないもあるでしょうね。2回目に、私以外3人がアイリッシュというグループだったのですが、これがうまくいって、それでちょっと自信がついたように思います。自分の得意分野で知識もあり、度胸もついたし、どうすればいいか分かってきた中で、多少なりともしゃべれるようになっていたので、ああだ、こうだと意見を言うことができました。そうこうしているうちに、物事がうまくまわって、クラスの中でも段々名前が知られ、どういう人間かもわかってもらい、勿論こちらもわかってきた、ということです。
- 編集部:
- 知識があり、自分の得意分野があったというのは、社会経験を経てから院留学したからこその利点ですね。
- 林さん:
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それは、ありますね。他にもそういうクラスメートは少なくなかったですし、22、3歳ぐらいから42歳ぐらいまで年代にばらつきがあり、平均年齢は31歳でした。私は平均年齢よりやや上ぐらいで、やりやすかったですね。MBA留学の平均年齢が20代半ばではなく、30歳を超えているというのが、UCDを選んだ理由の1つでもありました。
それでは楽しかったエピソードを教えてください
- 林さん:
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9月から12月までは必死でアッという間でしたが、最後の方には精神的な余裕もでき、自分にとってのベストシーズンとなりました。学校の授業は8時半から1時までですが、初めの頃はお昼を食べて14時ぐらいからグループミーティングを始めて、早く終わっても6時ぐらいですし、遅いと9時ぐらいまでかかりました。それから自分の部屋に戻ってご飯を食べて、翌日のReadingをやると、9、10、11時とあっという間に1日が終わってしまう。それが年明け以降からだいぶ気持ちが楽になりました。3月末からはプロジェクトが始まりますが、ちょうどその頃に夏時間に切り替わります。すると一気に日が1時間伸びるので時間に余裕ができ、自分の好きなことができました。4月から6月にかけては1日に3分ずつ日が長くなっていきます。それがやはり気分的にいいですね。精神的な余裕ができた上に日が長くなるので、夜の散歩は11時でもできるし、夏至の頃になると、白夜とまではいきませんが11時半でも遠くの方がぼやっと明るいみたいな、そんな感じなのです。そこまで明るいのは、日本ではなかなか経験できません。それが気持ちよかった。またこの頃は天気も安定してきて、涼しくて、気温が最高でも20度を超えないのです。天気や日の長さとともに、気持ちも楽になって行きました。
また、3月上旬にインドに行ったこともいい思い出です。授業でインターナショナルトリップというのがあって、インドか中国かを選べたのです。クラスメートの3分の2ぐらいが中国へ行き、インド行きは20人弱でした。私たちはニューデリーとバンガロールを訪問し、1日3、4社の企業を訪問したり、大学や大使館に行ったり、普通の観光もしました。インドは初めてだったので、日本ともヨーロッパとも環境が全然違い、それが新鮮で非常に面白かったです。また学校の仲間達と行くというのが、修学旅行のようで楽しかったです。ちなみにこのトリップの費用は授業料に含まれているので、行くことが単位の1つになるのです。
- 編集部:
- 学校生活以外の部分ではいかがでしたか?
- 林さん:
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楽しかったのは、年末にスペインのバルセロナで、ヨーロッパでMBA留学中の日本人約15人が集まって忘年会をしたことですね。バルセロナに留学中の人が、「12月26日の夜7時にカトリーヌ広場に集合しよう」と企画を立て、留学生のネットワークを通してそのメールが回ってきました。これは面白そうだから行ってみよう、と思い立ちました。日本を出てから、10人以上の日本人に会ったのは初めてだったので、あちこち全部日本人で、日本語だらけなことが面白かったです。その欧州のMBAネットワークは今でも生きていて、たまにメールしたりしています。授業以外だと、あとはよく飲みに行きました(笑)。私はキッチンとリビングを共有する6人のアパートメントで暮らしていましたが、MBAの大人のおじさんがアイルランド人とフランス人と私の3人いて、この3人でほぼ毎週末、近辺のどこかのパブに飲みに行っていましたね。
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【クラスメートと。左端筆者】
留学によってどのような影響を受けましたか?
- 林さん:
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広い意味で自信がつきました。25歳で東京に出てきて、転職の経験もなく、Webの仕事でずっと暮らしていましたから、誰も知らない、言葉もちょっと怪しい、そういう所に1人でぽつんと行って、学校生活を送りながら卒業もほぼ確定するところまで乗り切れた、ということに対しての自信というのが大きいですね。やはりこれは行かないと分からなかったことですし、国が変わっても、どこへ行ってもこつこつと勉強するというのが大切だということもわかった気がします。結局1年いろんな国の人たちと過ごすと、最終的に人に認められるのは真面目な人。その場限りで調子よくやるのもいいのですけれど、長期的に見ると、認められるのは一生懸命やる人というのは、どこに行っても変わらない。あとは、英語は何とかなる、と感じています。本当に厳しい状況ではどこまで使えるか分からないですけれど、普通に使うには何とかなるかなと。楽観的ですが。
- 編集部:
- 日本での再就職では外資系を狙っていらっしゃるのでしょうか?
- 林さん:
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できれば英語を使いたいですね。向こうに1年いて英語を使ってきて、完全に日本語だけに戻ってしまうのは勿体ないという気持ちがあります。また、以前のエンジニアリング業界に戻るかというと、今のところそれは考えておらず、もう少しビジネス寄りのジェネラル・マネージャーに絡めるところに行ってみたいと思っています。MBAを生かすのは厳しいので、そこは現実とどう折り合うか。まだ帰国して2週間で、就職活動を始めたばかりですし。新しい分野にチャレンジするのはなかなか大変ですね。特にこういった不況の時期は、今すぐ何かをできる経験者を企業は求めるので、MBAを使って今までやったことのない新しいことにチャレンジしてみたいと思っても、いま不向きな状況なので、何とも言えないですね、こればかりは。最後は縁と運だと思っています。
留学を目指す読者の方へのメッセージをお願いします
- 林さん:
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行くまでの準備、例えばTOEFLテストの勉強、あるいはGMAT、SATなどの試験準備が大変ですけれど、それを乗り越えると、面白いこと、例えばバックグランドが違う人間と話をしたり、英語を使ってコミュニケーションをとったり、自信を得たりということが、必ずあるので、チャンスがあるならぜひ留学して欲しいと思います。今働いている方の場合ですと、会社を辞めて留学するのはリスクが高いと思うかもしれませんが、留学しなければアルゼンチン人やウルグアイ人の友人を持つとか、アイルランド人やフランス人と毎週のようにパブに飲みに行くなどという経験もできません。やっぱり行って良かったなと私はしみじみ思います。
英語に関しては、日本を出発するまでにできることが沢山あります。できるだけ英語力を高めておくというのは絶対にしたほうがいいですね。誰かの発言に対して応えるとか、特別な言い回しとか、向こうに行かなければわからないことは確かにありますし、24時間英語の中で暮らさなければわからないことも確かにありますけれど、日本にいても英語力をなるべく高くしておくと、行ってからが楽です。例えばイギリスでは4段階に英語力のレベルを分けていて、4つのうちの上から2レベルまでは、休み時間に互いに英語でふざけた話もできるのですけど、下の2レベルだと、休み時間には自分の国の言葉で、自分の国の人としか話ができず、英語でしゃべれない、英語が分からないということで、結局、英語を使うのは、実質授業の中だけだったということになり兼ねません。上の1、2のレベルに入ることができれば、英語でコミュニケーションをとれるし、しゃべることにも慣れるので、ポジティブになれるし、自信にもなる。だから、日本にいるときに英会話学校に行ったり、自分で勉強しておくのが良いというのは本当だと思います。
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あとは、英語圏の留学にはTOEFLテストで特定スコアが必要なことが多いですが、学校によっては杓子定規ではなく、交渉してみるとフレキシブルに対応してくれる場合があります。スコアが多少低くても、英語できちんとコミュニケーションがとれればいいと柔軟に考えて、学校にアピールする方が結果的に大事ではないかと思います。今こういうスコアだけどどうか、と聞いて交渉してみる。彼らがそこでダメだといえばそれまでですが、あきらめる前にアピールはした方がいい。自分の経験から言ってそこでOKが出たので、特に日本人の場合は遠慮せずに言ってみるものだと思います。ぜひがんばってください。
- 編集部:
- 貴重な体験談をどうもありがとうございました。
(インタビュー:2009年9月8日 CIEEオフィスにて)

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