外国に留学すると、学校では習わなかったフレーズや単語を頻繁に耳にすることがあります。最初はわからなくても、日常の会話でその国の人がよく口にするフレーズや単語は、すぐに使い方を覚えられるので、身につくのも早いようです。このコーナーではそんなフレーズや単語を、留学経験者に紹介していただきます。
田中可奈子さん
学生時代に留学生の生活サポートをしていた時のことです。休日のお買い物に同行して、百貨店の化粧品売り場に行きました。そして、販売員の方にメイクアップしてもらった留学生の女の子が、私に ”What do you think?” と聞きました。私は自信がなさそうに聞く彼女に「全然変じゃないよ。」と答えようとしました。女の子同士で「今日の格好変かな?」「ううん、全然変じゃないよ。」という感じです。中・高と英語の授業で覚えてきた「おかしい=strange」を使って、私は元気一杯でコメントしました。 “You don’t look strange!” その時の彼女のリアクションは忘れられません。目を丸くして ”Strange???? Did you say STRANGE?” 聞き直されても「何だかリアクションが違うな…」と思いつつ「YES」と答えました。その後の会話で、私が認識していた ”Strange” の意味の違いを教えてもらい大笑いしました。今はもう ”You look nice!” “Beautiful!” というほめ言葉も使えるようになりましたが、ネイティブスピーカーと話すことの重要性を実感した学生時代の思い出です。
*寄稿者の主観によるものですのであらかじめご了承ください。