外国に留学すると、学校では習わなかったフレーズや単語を頻繁に耳にすることがあります。最初はわからなくても、日常の会話でその国の人がよく口にするフレーズや単語は、すぐに使い方を覚えられるので、身につくのも早いようです。このコーナーではそんなフレーズや単語を、留学経験者に紹介していただきます。
O.M.さん
英語で自分の考えがうまく伝わっていない、話しながら自分でも何がいいたいのか分からくなったというような経験はありませんか?
“I mean” はそのような状況を助けてくれる、私にとって思い出深い言葉です。
オーストラリアに留学していた時、私はこの言葉に出会いました。
当時オーストラリア人の婦人とルームシェアしていました。おしゃべり好きの彼女は、英語が達者でない私にも容赦ないスピードで話していました。スピードが速い上に話が長いので段々集中力が持たなくなり、もしこの場で意見を求められたらどうしようとドキドキする事がよくありました。
ある時、彼女が使う“I mean“ が私の耳に残るようになりました。彼女の使い方を注意深く聞いていると、“I mean“ の後はこれまで話した内容をまとめたり、言い換えたりしているではありませんか!!
それ以降、彼女の口から“I mean“ が飛び出すと反射的に集中力が呼び戻されました。また次第に私自身が相手にうまく伝えられていない時、“I mean“でひと息入れ、その言葉に助けられながら会話を続けることができるようになりました。
経験から理解した言葉は、自分の言葉になり、財産になると思います。
いろいろな国の人とのふれあいを通じて、多くの言葉との出会いをぜひおすすめします。
*寄稿者の主観によるものですのであらかじめご了承ください。