大東文化大学における、TOEFL ITP®テストデジタル版の導入や活用方法に関して伺いました。
“留学を考える学生のTOEFL®テスト受験機会を増やすため”
大東文化大学では毎年、年7回のTOEFL ITP®テストを学内で実施しています。学内交換留学選考試験の申込にTOEFL®テストスコアを取得していることを条件としているため、留学を希望する多くの学生が受験をしています。今年度(2020年度)は、新型コロナウイルス感染防止のため、学内で実施しているTOEFL ITPテストを中止せざるを得ない状況となり、代替テストとしてTOEFL ITPテストデジタル版を導入しました。
英語圏への留学を考えている学生が、自身の英語能力を客観的に知る目的としてTOEFL ITPテストを導入しています。目標とするスコア取得に向けて計画的に留学の準備を進めるためには、まず自身の英語能力がどのレベルに位置しているかを把握することが大切であると考えています。また、TOEFL iBT®テスト受験準備の目的としても利用しています。
英語圏への学内留学選考試験の応募資格としてTOEFLテストスコアを活用しています。アメリカの本学協定校への交換留学では、TOEFL ITPテストスコアで出願できるため、留学先での学部授業履修に必要な英語能力の基準として活用しています。また、留学を終えた学生がTOEFL ITPテストを受験することで、留学前と留学後の成果検証としても活用しています。
今回、初めてTOEFL ITPテストデジタル版を実施しました。デジタルテストで良かった点は、受験者が受験会場に足を運ぶことなく自宅で受験できた点と、テスト終了後すぐにスコアを確認することができた点です。
学内でTOEFL ITPテストを実施するには、万全な感染症対策が必要になることや、帰省している学生が試験会場である大学キャンパスまで通学しなければいけないことなどの問題がありましたが、自宅で受験できることで受験者も安心して受験をすることができました。デジタルテストを実施するには、受験者が受験できる通信環境が整っているかどうかの確認をする必要がありますが、この点は申込を受け付ける段階で繰り返し確認を行いました。デジタルテストを実施している最中は、監督者サイトで各受験者の進捗状況を確認することができ、通信環境などによるトラブルが発生していないかどうかも把握することができます。
留学を考えている学生が、気軽にTOEFL ITPテストを受験できる選択肢として、自宅受験が可能なデジタルテストはとても有効であることが分かりましたので、今後も活用をしていきたいと考えております。