TOEFL iBT® テストミニアドバイス

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全ての問題の解答に日本語で解説がついているTOEFL iBT® テストの過去問による問題集


第7回 新発売『ETS公認ガイドTOEFL iBT® CD-ROM版 第4版』

『ETS公認ガイドTOEFL iBT® CD-ROM版 第4版』がMcGraw-Hill出版から出版され、教材オンラインショップでも先月初旬から販売を開始しました。

初めてこの書籍の名前を聞いた方は、「ガイド? 何をガイドしてくれるの?」「CD-ROM版?」と一体これは何と思った方もいらっしゃることでしょう。

では、この「ETS公認ガイドTOEFL iBT® CD-ROM版 第4版」とは何かをご案内いたしましょう。
本書はCD-ROM付のいわばTOEFL iBTテストの過去問による問題集です。しかし、ただの過去問題集ではありません。全ての問題の解答に日本語で解説がついているので、問題を解きながら学べる参考書的な役割も果たしてくれるのです。しかも問題も解答の選択肢も全て日本語訳がついており、音声部分のスクリプトとその訳もついています。

その他、本書第1章には“TOEFL iBTテスト入門”として、TOEFL iBTテストとはどんなテストなのかやテスト本番のPC画面に表示されるボタンについての説明や各セクションについての紹介があります。TOEFL iBTテスト を初めて受けてみようという方をはじめ、とりあえず受けてみたが全てが英語で何が何だかわからず何から手をつけていいやらと、ちょっとまだ英語には自信がない方向けの問題集兼参考書です。

まずは、本の部分について説明いたします。この本には3回分の練習問題が収録されています。そして、全ての問題と解答に日本語訳がついています。さらに、どうしてその解答になるのかを日本語で解説しています。
練習問題3回分のうち最初の1回分は、各セクションの問題の前にそのセクションについての概要が書かれています。したがって、どういうタイプの問題が出題されるかを日本語で読んでそのセクションの出題形式のイメージを掴んでから問題に取り掛かることができます。そして各セクションの問題のすぐ後には問題文の訳や解答・解説・解答のポイントがついています。

例えば、リーディングセクションは、全部問題を解いたあとすぐにその訳や正答を確認したり、または解きながら訳や解説を参照しやすい構成になっています。
スピーキングやライティングは何をポイントに答えたら良いか、日本語で各セクションの後ろに書かれています。またサンプル解答もあります。これらのセクションは特にどのように答えたら良いかわからないという方が多いかと思いますが、まずはそこを参考にして話したり、作文する練習がしやすい構成になっています。
以上のように、この最初の1回分は演習問題として、まずはセクション毎の特徴をつかみやすくしています。

2つ目と3つ目は実践問題として、それぞれリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4セクションの全ての問題の後に問題文と解答の訳と日本語による解説やスピーキング、ライティングの解答のポイントがあります。4セクションを通しで解く練習形式になっています。

次にCD-ROMには何が入っているかを説明しましょう。
CD-ROMには本に入っているものと全く同じ3回分のテストが収録されています。こちらは英語のみです。CD-ROMをPCに入れると全て英語で表示されます。画面表示は本番のTOEFL iBTテストとは違うのですが指示文などは本番と同じです。これは本書の著者がTOEFL iBTテスト実施団体のEducational Testing Service(ETS)であるからならではなのです。
画面表示は多少違いますが、各セクション時間制限もあります。したがって本番を想定して問題を解くならCD-ROMで解いた方が良いでしょう。
また、CD-ROMには、リスニングセクションなどの音声部分も入っています。したがって本の上で解くときもこのCD-ROMをパソコンにインストールする必要があります。インストールは簡単にでき、音声の再生もメイン画面でどの回の練習問題かを選び簡単にできます。また、もちろん“この問題の音声”が聞きたいという場合は、本に記載してあるトラックナンバーを選べばその問題だけを何度でも再生できますし、更にその問題の聞きたいところを部分的にだけでも何度でも再生することができます。
リーディングセクションとリスニングセクションは自動採点付です。テストが終わるとすぐに点数が表示されます。スピーキングセクションとライティングセクションは採点されません。しかし、これらのセクションはサンプル解答が収録されています。

ETS公認ガイドTOEFL iBT® CD-ROM版 第4版』の活用方法としては、例えば、

  • 収録テストの1つ目はじっくりと訳と解説を参照しながら、紙面で解いてみる。
  • 1つ目の演習問題で大体のイメージがつかめたら、2つ目はまずは制限時間は気にせず、自分の英語力だけを頼り紙面で解いてみて、終了後訳や日本語解説を読みながら復習。PC上で解きたいセクションやもう一度解きたいセクションを解いてみる。
  • 3つ目は時間制限通りに本番同様にパソコンで解いてみる。

などです。

なお、本書は『The Official Guide to The TOEFL iBT® 4th Edition CD-ROM』に収録の問題(CD-ROMにも収録の問題)を抜粋し日本語訳をつけたものです。したがって、英語には自信あり!という方は全編英語の『The Official Guide to the TOEFL iBT® 4th Edition』をお勧めします。

この第4版は前版3版よりもテスト1回分の練習問題が増えたため、ちょっと分厚く重くなってしまいましたが、全て本物のTOEFL iBTテストの問題で3回分も日本語で学べるのは本書だけ。是非これからのTOEFL iBTテスト受験準備に本書も追加してください。きっと、どの日本語の参考書や問題集よりも重い意味を持つ1冊になることでしょう。

 

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