TOEFL iBT® テスト体験レポート

受験経験者による体験レポート。ワンポイントアドバイスも!

  • 木村美穂子さん
  • 上智大学

  • 【TOEFL iBTテストスコア】2012年9月受験
    90(Reading:28、Listening:18、Speaking:22、Writing:22)

 

TOEFL® テストは決して厳しい試験なのではなく、客観的に受験者がその時点でどの程度英語環境に適応できるのかを判断してくれている”

アメリカの大学に交換留学をするため、TOEFL iBT® テストを3回受験された大学生の女性からのレポートです。

受験背景

都内の大学に通う大学生です。今年の4月から3年生になります。8月からアメリカの大学に1年間交換留学することになっています。

日本が大好きで大学入学当初は留学する気は全くなかったのですが、1年生の春休みにCIEEのボランティアプログラムでオーストラリア・シドニーに滞在したことで自分自身のものの見方が大きく変わりました。自分にとっての「日本」という存在を客観的に考えられた経験から、もっと長期に渡って海外に滞在し、自分自身の考え方を見直したいと思うようになりました。また、大学時代の間に自分の知識や英語運用能力を高めたいとずっと思っていたこともあり、交換留学を決意しました。
今は留学準備に追われる毎日です。いつも「自分は上手くやっていけるだろうか」という不安な気持ちに駆られていますが、現地に出来るだけ早く馴染めるように英語の勉強に勤しんでいます。TOEFLテスト受験時に使っていた参考書は今でも活用しています。

受験の目的

大学の交換留学プログラムに申し込むためにTOEFLテストスコアが必要で受験をしました。

私の大学では学内でTOEFL ITP® テスト(*1)も実施しておりTOEFL ITPテストスコアで申し込むことが出来る学校ももちろんあったのですが、TOEFL iBTテストスコアであればすべての学校が受付けています。私の第一志望の学校はTOEFL iBTテストスコアのみを受け付けていたため、TOEFL iBTテストの受験をすることに決めました。

第一志望の大学に申し込むためには最低88点が必要だったので、88点越えを目指して勉強していました

時期

2012年6月~9月にかけて、3回受験しました。 そもそも交換留学に申し込むことに決めたのが2012年の3月で、締め切りが10月の初めだったのを考えると、私が準備を始めたのは比較的遅い時期だったのではないかと思います。紆余曲折ありましたが、最終的には90点を取って第一志望の大学に留学できることになりました。まだ締め切りに間に合うのであれば、留学に行きたいと思っていらっしゃる方は諦めずにチャレンジして欲しいと思います。

スコアの遷移
2012年6月77点 → 2012年9月(2回目)87点 →2012年 9月(3回目)90点

受験対策

私は自分の大学のコミュニティカレッジにあるTOEFL iBTテスト対策講座を受講してテスト対策をしていました。受講を決めた理由は、TOEFLテストの受験にあたって相談した英語の先生や知人全員にTOEFLテストは独学で点数を取るのは難しいと言われたことと、実際にテストの内容を知ってSpeakingとWritingを自分一人で勉強するのは難しいと感じたことです。講座の中では、SpeakingとWritingを見てもらって具体的な勉強方法を指導してもらえ、このことが私のTOEFLテストの点数の向上に大きく繋がったと感じています。

勉強方法

基本的にはTOEFLテストの公式問題集を用いて、TOEFLテスト講座内で問題を解き解説を受け、間違えた問題や苦手な問題を繰り返し復習していました。各セクションに特化した勉強としては、TOEFLテスト講座で貰ったプリントで繰り返し復習をしたり、先生が薦めてくれた問題集や文法書を使って勉強したりしました。

また、受験生の時から毎日音読とシャドーイングを続けています。この2つを継続していたことがSpeakingの際に自分の中で大きな自信になったので、これらも有効な勉強方法の一つだと思います。

受験後の感想

私の場合はことを悠長に捉えすぎていて、勉強を8月までしっかりして9月に入ってから一発で88点以上を取ってしまおうと考えていました。しかし9月に入って意気込んで受けたテストの結果は87点で、目標の88点に1点及びませんでした。2回目の点数を知ってすぐ3回目の受験を考えましたが、交換留学の申し込みの締め切りとTOEFLテストの結果が出るまでの時間を考えると、3回目の試験の結果発表は留学の申し込みに間に合うか分からないギリギリのタイミングでした。また、短期間に何度も闇雲に受験しても結果はでないだろうと考えたこともあり、最初は第一志望を諦めていました。しかし母にまだ間に合う可能性が少しでもあるなら受験するべきだと言ってもらって3回目の受験をし、無事90点を取ることができて第一志望に申し込むことができました。さらに運良くその学校に留学することが決まりました。

今こうして振り返ってみると、TOEFLテストで目標の点数を取るまでには本当に紆余曲折あり、この過程から多くの教訓を学んだと思います。特に、最後まで諦めないことの大切さを身をもって知りました。

今回のスコアでは特にListeningで思ったように点が伸びず、まだまだ多くの問題点が残っています。留学に向けてこれらの点を改善し、少しでも英語の運用能力を高められるよう頑張りたいと思います。

読者へのメッセージ

私がTOEFLテストを受けるために勉強して実感したことは、TOEFLテスト対策をすることはアメリカで学生生活を送るために必要な能力を身に着けることに直結しているということです。TOEFLテストは決して厳しい試験なのではなく、客観的に受験者がその時点でどの程度英語環境に適応できるのかを判断してくれているのだということがよく分かりました。自分の点数を見て自分にはこの能力が不足しているのだなと素直に認め、そこを改善するという繰り返しを積み重ねたということが、TOEFLテストの受験を通して私が得た一番大きな収得です。

なかなか思うような結果が出ないときは自分の苦手な部分や勉強方法を見直すいい機会だと捉えてそのチャンスを活かし、みなさんご自身の目標を達成すべく頑張ってください。

(※1)TOEFL ITPテストとは

 

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