隙間時間で複合技能トレーニング

TOEFL^®テストスピーキングでは、学術的な文章を読む → 教授による講義を聞く → 教授の意見の文章を参照しながら、まとめて話す課題があります。読む、聞く、話すが統合され、しかも、すぐにアウトプットをしなければなりません。日常の10分程度の隙間時間にタブレットやスマホで、TOEFLテスト対策をしましょう。

Learn ABC - VOA、 PBS update everyday

使用する無料アプリLearn ABC(＊1、＊2)では、Voice of America（以下、VOA）のSpecial English、Standard English と Public Broadcasting System（以下、PBS）が利用できます。

VOAは非英語圏の英語学習者のための番組です。Special Englishでは、語彙は1500語レベル、スピードは1分間に約90語で、初級者にぴったりです。

Standard Englishは4000個程度の語彙を使用し、1分で140個単語程度の音声が聞けます。中程度以上のリスニング力が必要です。

PBSは米国政府や州の交付金で運営されている公共放送で、セサミストリートの制作局としても知られています。主にアメリカの国内ニュースと時事の討論が放送されています。話者のスピードとアクセントも様々で、まさに、生の英語を聞くことができます。TOEFL iBT^® テスト70点以上を目指す上級学習者に相応しいものです。

 

 

アプリでは、図のように、英文と和訳が並んだ状態で音声を聞くことができます。和訳は機械翻訳で不正確な部分が少なからずあります。話題に分類されているので、自分の興味のある素材を選べます。PBSでは、期間がくるとプレーヤの購入が必要ですが、映像も視聴できます。

このアプリには次の特徴があります。

• 1. 再生中にタップするとその文の音声を再生
• 2. 再生中に5秒、10秒、20秒前に戻せる
• 3. 単語の発音機能を持つポップアップ辞書
• 4. 単語をリストに残せる
• 5. 音声ファイルをダウンロード
• 6. 話題を検索
• 7. 毎日素材を更新

トレーニング

毎回10分程度のステップでのトレーニングを継続します。読んですっと理解できるレベルの自分の実力に合った素材を選び、携帯できるノートを用意してください。

Step 1：音声を聞きメモ → メモを参考に口頭サマリー

• 電車の中では人目に付かないようにし、唇を動かしながらまとめます
• できない部分は気にせず、概要を話してみるようにします

【留意点】話す機会を自分で作ることが一番大事です

Step 2：英文を見ながら聞く → 抜け落ちたポイントをメモに追加 → 口頭サマリー

• 1回目で取れた単語の周辺部にある重要語彙に気づくはずです
• 理解できていなかった語彙は辞書機能で確認します

【留意点】思い違いを修正し、ポイントを再確認し、サマリーの精度を上げます

Step 3：文字を見ながら、オーディオの後を追って音読（パラレル音読）→ 口頭サマリー

• 聞けていたが、アウトプットできなかった語句に気が付きます

【留意点】パラレル音読で難しい個所は繰り返し機能練習を徹底します

 

複数技能統合を自動化する高度なトレーニングです。自分のレベルに合った興味の持てる素材で、モチベーションを維持することがポイントです。自然と語彙レベルを高めることもできます。回を重ね上達が実感できればしめたものです。

（＊1）Learn ABC - VOA,PBS update everyday
（＊2）ニュース聞く、英語習う VOA PBS を毎日更新